こんにちは。しゅみLABO、運営者のケンジです。
「趣味 アニメ鑑賞」と聞くと、少し若い世代の趣味かな?と感じたり、50代の自分が公言するのはちょっと恥ずかしい、なんて思う方もいるかもしれませんね。
でも実は、最近は50代以上でアニメにハマる大人がすごく増えているんです。データを見ても、同世代の多くが最新のヒット作を楽しんでいるのが分かります。
ただ、いざ趣味として始めようと思っても、「何から見るのが正解なんだろう?」「大人が見ても面白い作品ってどれ?」「どうせなら泣けるような感動的なアニメがいいな」と、作品選びで迷ってしまうのも事実かなと思います。
この記事では、50代の私たちが今「趣味 アニメ鑑賞」を始める理由から、心に響くおすすめ作品、さらには最適な視聴環境や仲間の見つけ方まで、分かりやすくまとめてみました。新しい趣味の世界を覗いてみる、そんなきっかけになれば嬉しいです。
- 50代以降の人がアニメにハマる意外な理由
- 大人が本気で楽しめるおすすめ作品リスト
- 最適な動画配信サービス(VOD)の選び方
- 同世代のアニメ仲間を見つける方法
50代から趣味としてアニメ鑑賞を始める理由

「趣味」としてのアニメ鑑賞が、今なぜ私たち50代に響いているのか。もはや「珍しい」ものではなくなった実態や、単なる「暇つぶし」を超えた心理的なメリットを、データも交えながら探っていきます。
50代のアニメ鑑賞は珍しくない
「アニメは若者のもの」というイメージは、もはや過去のものかもしれません。
もちろん、10代・20代の視聴割合が高いのは事実ですが、50代が除外されているわけでは全くないんですね。ある調査では、50代男性が直近で好きなアニメとして『鬼滅の刃』(57.4%)や『進撃の巨人』(40.4%)といった大ヒット作を挙げています。
特に注目したいのが、第3位の『怪獣8号』(38.8%)です。この作品、調査全体では9位なのに、50代男性からの支持が突出しているんです。その理由は、「大人の男性主人公が子どもの頃の夢に再挑戦する」というストーリーラインにあると言われていて、これにはグッとくる同世代の方、多いんじゃないでしょうか。
これは女性も同様で、アラフィフ女性(45〜64歳)が好きな作品として『葬送のフリーレン』や『推しの子』、『SPY×FAMILY』といった現代のヒット作が上位にランクインしています。これらのデータは、私たち50代がすでに現代アニメカルチャーの「当事者」であることを示していますね。
アニメ鑑賞が恥ずかしいと感じる方へ
とはいえ、「趣味はアニメ」と公言するのに、まだ少し抵抗や恥ずかしさを感じる方もいるかもしれません。
ですが、近年シニア層にも「推し活」の文化が浸透しています。50歳以上限定のSNS「おしるこ」の調査では、シニア層の約90%が「推し」という言葉を認知しているそうです。「あなたの推しは?」という質問には、「俳優」や「アーティスト」に次いで「キャラクター」という回答も挙がっています。
アニメの登場人物を応援する活動も、私たちにとって立派な「推し活」であり、身近な趣味活動の一つになっているんですね。
また、アニメにハマるきっかけも多様です。「深夜アニメ」や「YouTube」で自ら見つけるケースもあれば、「姪っ子に勧められて」「息子に『お母さんが好きそう』と教えられて」といった、家族間・世代間のコミュニケーションツールとして出会うケースも非常に多いんです。
そう考えると、「趣味 アニメ鑑賞」は決して孤立したものではなく、家族との絆を深めるきっかけにもなる、素敵な趣味と言えるんじゃないかなと思います。
アニメ鑑賞がもたらす心理的メリット

アニメ鑑賞を単なる「暇つぶし」と捉えているなら、それは少しもったいないかもしれません。物語に触れることには、私たちの心に良い影響を与える可能性があります。
心理学の領域では、アニメ視聴が「恋愛」「知識・学習」「努力」「友情」といったテーマの心理的な疑似体験を提供し、それが現実の体験と合わさることで、自己形成につながることが研究されています。
特に興味深いのは、「固まっていた自己を揺るがす物語(ナラティブ)」に触れた時です。人生経験を積んだ50代だからこそ、若い頃とは違う視点で物語に深く共感し、凝り固まった価値観が揺さぶられることで、新たな自己発見に繋がる可能性があるんですね。
また、本を通じて心理的支援を行う「ビブリオセラピー(図書療法)」というものがありますが、アニメも同様に、視覚・聴覚・物語の力で心に働きかけ、感情の浄化(カタルシス)や自己理解を促す効果が期待されています。感動的な作品を観て思い切り涙を流す体験は、まさにこれですね。
補足:カタルシスとは?
簡単に言うと、物語などを通じて不安や不満、悲しみといった感情が解放され、心がスッキリすることです。感動的な映画やアニメを観た後に、なんだか清々しい気持ちになる、あの感覚のことですね。
趣味のアニメ鑑賞は能動的な脳トレ
50代以上にとって、「認知症予防」は健康維持の大切なテーマですよね。趣味活動が脳に良い刺激を与えることは広く知られています。
一般的に、認知症予防に効果が期待できる趣味というと、「手芸」「塗り絵」「ジグソーパズル」や「パソコンでの作業」といった、手先を使ったり頭を使ったりするものが挙げられます。
一見すると、「座って観る」アニメ鑑賞は「受動的」な趣味に見えるかもしれません。しかし、現代の「趣味としてのアニメ鑑賞」は、実は極めて「能動的」な知的活動なんです。
アニメ鑑賞が「能動的」な理由
- 伏線の考察(知的活動)
近年のアニメはストーリーが複雑で、『ACCA13区監察課』のように構成や伏線回収が素晴らしい作品も多いです。物語の謎を考察する行為は、「ジグソーパズル」にも似た高度な知的作業と言えます。
- 感想の発信(脳と手先の使用)
観て感動したことをSNSに投稿する「推し活」は、思考を整理し、言語化し、手先を使って入力する「パソコンでの作業」そのものです。
- 仲間との交流(社会的活動)
オフ会や交流会などで、共通の趣味について語り合うことは、脳にとって非常に強力な刺激となります。
このように、「趣味 アニメ鑑賞」は、考察し、発信し、交流するという側面において、脳を積極的に使う「能動的な活動」であり、私たちの認知機能維持にも貢献してくれる可能性を秘めているんです。
趣味のアニメ鑑賞を充実させる作品と環境

では、具体的に何から観ればいいのか? 50代の私たちに響く作品はどれなのか? ここからは、作品選びの実践ガイドから、視聴環境(VOD)、そして趣味を分かち合う仲間探しまで、具体的なステップを紹介していきます。
大人がハマるおすすめアニメ(最新)
まずは、同世代が実際に「好き」と回答した、今ヒットしている作品から入るのがおすすめです。家族愛や人生観など、私たち世代の感性にも響く普遍的なテーマを含んだ作品が多いですよ。
50代男性に人気の作品
- 『鬼滅の刃』:家族愛や友情といった普遍的な動機が、世代を超えて共感を呼んでいます。
- 『進撃の巨人』:壮大で重厚な物語と、予測不可能な展開が魅力です。
- 『怪獣8号』:50代男性の支持が突出。大人の主人公が諦めた夢に再挑戦する姿に、自分を重ねる人も多いようです。
アラフィフ女性に人気の作品
- 『葬送のフリーレン』:時間の流れと人間の生と死、人との繋がりの大切さを描いた静かな物語が支持されています。
- 『推しの子』:華やかな芸能界の裏側を描くサスペンス要素と、現代的なテーマが特徴です。
- 『SPY×FAMILY』:偽装家族が織りなすコメディと、シリアスなスパイアクションのバランスが絶妙です。
- 『呪術廻戦』:スタイリッシュな映像とダークな世界観が特徴のアクション作品です。
物語重視の面白い大人向けアニメ
「主人公が若すぎると共感しにくい」あるいは「アニメ特有のデフォルメされた表現にまだ慣れない」と感じる方もいるかもしれません。
ここでは、主人公が大人であったり、物語が極めて重厚でリアリティがあったりする、まさに「大人の鑑賞」に堪える作品群を紹介します。アニメに慣れていない方の「入口」としても最適です。
サスペンス・ミステリー
- 『MONSTER』:ドイツを舞台に、天才脳外科医が過去に救った「怪物」を追う、浦沢直樹氏原作の重厚なサスペンスです。
- 『ACCA13区監察課』:巨大組織の監察課を舞台にした群像劇。構成と伏線回収が秀逸で、全12話で綺麗に完結するのも大人向きです。
ヒューマンドラマ・SF
- 『東京ゴッドファーザーズ』:クリスマスの夜に3人のホームレスが赤ん坊を拾う物語。アニメに慣れていない方への「フック」として、とても有効な作品だと思います。
- 『プラネテス』:宇宙のゴミ(デブリ)回収業者を描くSFヒューマンドラマ。宇宙での社会問題や、登場人物たちの成長が深く描かれています。
ハードボイルド・アクション
- 『BLACK LAGOON』:日本のサラリーマンが、東南アジアの裏社会で生きる様を描くガンアクション。ハードな世界観が好きな大人におすすめです。
感情の解放する泣けるアニメ作品
先ほど「心理的メリット」の項でも触れましたが、物語に没入して感情を解放(カタルシス)することは、ストレス解消や自己理解に繋がります。ここでは「泣ける」と評されることが多い作品を紹介します。
- 『Kanon』:京都アニメーション制作。冬の街で、主人公が少女たちと出会い、失われた記憶を辿る物語です。
- その他:『フルーツバスケット』、『不滅のあなたへ』、『王様ランキング』なども、感動的な作品としてよく名前が挙がりますね。また、『劇場版クレヨンしんちゃん』や『ドラえもんの映画』も、大人が泣ける鉄板かもしれません。
何から見る?80年代の懐かし名作
新しい作品についていけるか不安…という方は、私たちが10代・20代の頃にリアルタイムで熱狂したであろう、1980年代の名作から観直してみるのも、すごく良い「入口」になります。
- バトルアクション:『ドラゴンボール』『北斗の拳』『聖闘士星矢』
- ラブコメディ:『めぞん一刻』『うる星やつら』『きまぐれオレンジ☆ロード』
- ハードボイルド:『シティーハンター』『キャッツ・アイ』
- SF・その他:『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ、『機動戦士ガンダム』シリーズ、『美味しんぼ』
懐かし作品からの「橋渡し」
これらの作品は、単に懐かしいだけでなく、現代の作品へと興味を広げる「橋渡し」にもなります。例えば…
- 『シティーハンター』のようなハードボイルドが好きなら → 現代の『BLACK LAGOON』も響く可能性大!
- 『宇宙戦艦ヤマト』のSFロマンや人間ドラマに感動したなら → 同じく宇宙を舞台にした『プラネテス』の人間ドラマも楽しめるはず!
アニメを始める最適なVOD比較
昔と違って、今は「動画配信サービス(VOD)」を使えば、月額定額で数千〜数万本のアニメが見放題です。懐かしの『宇宙戦艦ヤマト』オリジナルシリーズが、主要なVODで一斉に見放題配信されるなど、名作へのアクセスも格段に良くなっています。
アニメ鑑賞重視であれば、DMMTVがおすすめとなります。DMM TVはアニメを主軸に、バラエティや2.5次元作品・舞台・ミュージカル、ドラマ、映画など 幅広いジャンルのコンテンツを提供する、DMMの総合動画配信サービスです。
その上で、より専門的なサービスや、アニメ以外のコンテンツ(映画・ドラマ)も重視する場合、以下のサービスが比較対象になります。
| サービス名 | 月額料金(税込) | 無料期間 | アニメ作品数 | 50代向け特徴(強み) |
|---|---|---|---|---|
| dアニメストア | 550円 | 31日間 | 6,000以上 | 【コスト重視】
アニメ特化で最安値・最多級。OPスキップ機能も便利。 |
| DMM TV | 550円 | 14日間 | 6,200以上 | 【アニメ+α】
アニメ作品数は最多級で料金も安い。2.5次元舞台なども豊富。 |
| U-NEXT | 2,189円 | 31日間 | 多い | 【オールインワン】
料金は高いが映画・ドラマ・雑誌も含む。懐かしの名作もカバー。 |
| Hulu | 1,026円 | 1か月(※) | 非公開 | 【バランス型】
日テレ系に強い。アニメ、ドラマなどバランス良く視聴可能。 |
| Prime Video + アニメタイムズ | Prime会費 600円 + チャンネル料 | 各30日間 | チャンネル依存 | 【導入容易】
既存Prime会員なら追加が容易。懐かしの名作に強いチャンネル。 |
※情報は調査時点のものです。料金や無料期間、Huluの無料期間の条件、アニメタイムズの正確な料金などは変更される場合があります。登録前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
趣味を分かち合う仲間の見つけ方
アニメ鑑賞という趣味は、作品を観るだけでなく、その感想や感動を誰かと「分かち合う」ことで、楽しみが何倍にも広がります。50代からでも、共通の趣味を持つ仲間を見つけることは十分可能です。
大人の「アニメ友達」の作り方
- アニメオフ会や交流会に参加する
- 「ジモティ」で地元・近所の人を探す
- 趣味系のイベントアプリ・サイトを活用する
とはいえ、いきなり若年層が中心のコミュニティに参加するのは、少し気後れしてしまうかもしれませんよね。そのため、まずはオンラインでの交流から始めたり、年齢制限のあるコミュニティを選んだりするのが、心理的にも安心かなと思います。
事例①:【オンライン】シニアSNS「おしるこ」
50歳以上限定のSNSなので、同世代との交流が前提です。アニメ専門ではありませんが、「推し活」が活発に行われています。まずはオンライン上で、観たアニメの感想を発信したり、同じ作品が好きな人をフォローしたりすることから、安全に交流を始められます。
事例②:【オフライン】30歳以上限定「オタクサークル@GAM」
こちらは30歳以上のゲーム・アニメ・マンガ好きの社会人サークルです。「リアルで会って語り合える仲間が欲しい」と感じたら、こういった年齢制限のあるオフラインコミュニティへの参加を検討するのも良いですね。
まずは安全なオンラインで発信し、もしリアルな交流が欲しくなったらオフラインの場も探してみる、という段階的なアプローチがおすすめです。
50代からの趣味、アニメ鑑賞戦略

ここまで見てきたように、「趣味 アニメ鑑賞」は、50代以上の人生において、決して「恥ずかしい趣味」ではなく、むしろ心理的な自己変革や認知機能の維持にも寄与しうる、積極的かつ有益な活動です。
同世代の多くがすでに『怪獣8号』や『葬送のフリーレン』といった最新作を楽しみ、「キャラクター」を対象とした「推し活」も活発に行っています。
この趣味を最大化するためのステップは明確です。
趣味のアニメ鑑賞を最大化する3ステップ
- 【観る】
まずは同世代が支持する作品(『鬼滅の刃』『怪獣8号』など)や、大人の鑑賞に堪える重厚な物語(『MONSTER』『ACCA13区監察課』など)から鑑賞を始めてみてください。
- 【環境を整える】
導入のハードルが最も低い「Amazon Prime Video + アニメタイムズ」や、コストパフォーマンスに優れる「dアニメストア」などを活用し、視聴環境を最適化しましょう。
- 【分かち合う】
観た作品の感動は、まずはオンラインのシニアSNSなどで発信してみてください。さらに深い繋がりを求めるなら、30歳以上限定のサークルなど、心理的安全性の高いコミュニティへの参加も視野に入ります。
「趣味 アニメ鑑賞」は、50代からの人生をより深く、知的に、そして社会的に豊かにする可能性を秘めた、価値ある選択だと私は思います。
この記事が、あなたが新しい世界の扉を開くきっかけになれば幸いです。







